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■オーダー注文について

この度、期間限定という形ですが、Linne Organicsの天然染色生地のオーダーをお受けしております。

受付期間は、2017年2月20日から2017年4月10日までとさせていただきます。

 

【オーダー詳細】

素材   Silk, Cotton, Linen, Wool

幅    約95cm

長さ   100m

色・柄  無地、ストライプ、チェック

価格   18USD/m~

納期   制作開始から約90日後

送料   Ex) EMSカンボジア→ 日本1kg : 28USD

※Wool素材をご希望の場合はご相談ください。色は当方生地リストを元にヒアリングいたします。糸には様々な太さ(番手)があり、さらに糸を織る際の密度によって、生地の風合いが決まります。風合い、色合いも含め、ご希望などをお伺い致します。まずは、上記のオーダー詳細を元に、素材、幅、長さ、色、柄までのご要望をcontactページにてご記載ください。

 


【制作フロー】

各工程の作業フロー(Ex:80mオーダー)

 

1週目(糸の手配・染料づくり)→2週目(染色作業)→3週目(縦糸設置・横糸準備)

→4週目(手織り開始)→8週目(約40m進行)→12週目(80m完成)→商品発送・納品


 

1週目〜  糸の手配・準備、染色原料の手配と染料抽出

Linne Organicsで使用する糸は、天然染色に馴染むこだわりの天然素材だけを厳選しております。産地と製法にこだわり、生産者との直接のやり取りの末に糸が制作され、手元へ届きます。その過程で、糸の手配に数日かかることがございます。届いた糸は作業しやすいように一定の束毎にまとめる作業からスタートとなります。これをSkein Processと呼び、染色前の必須の作業です。染色原料の手配は、ご指定の色によって、その時々に生息する植物を使用していきます。自然の生き物ですので、その季節によって使用する植物も様々です。植物選定の見極めは長年の経験・勘が必要です。染料抽出の準備として、染料を沸かす炭や色濃度を調節する媒染材、色を定着させるためのプロテインとしてのタンパクなど、すべて同時進行で下ごしらえしていきます。

 

2週目〜  染色(先染めで、糸を染めます。)

たっぷりとした染色用の釜に糸の束を入れ、数時間糸を遊ばせてしっかりと色を定着させます。途中、糸を慣らす作業を繰り返すことで、全体的にムラなく染めていきます。色の濃度によっては媒染材を染料と混ぜ合わせ、色味を目視で調節していきます。色の定着の役割としてプロテインも使用しております。プロテインは染色前と染色後の糸へ、両プロセスで与えます。染色と言いましても、糸の下ごしらえから始まり、染色後の糸へのケアまで、与えて乾かして、染めて乾かしてと日数を要し、大事に染め上げていきます。豊かな自然環境で染め上げられた糸はとても柔らかくなっています。染色へのこだわりは、自然な深い色味を末長く味わっていただけるように、丁寧に染め上げていくことです。

 

3週目〜  縦糸設置・横糸準備

縦糸設置は、私が見る限り一番大変で緻密な作業です。まずは縦糸を手織機に設置していくのですが、そこに至るまでに手織機の各パーツへ一本一本糸を通していかなければいけません。通常複数人での作業が必要です。織機は実際使ってみないとその複雑な構造・仕組みが理解できないのですが、簡易的に解説します。

 

整経作業。これは数千本におよぶ縦糸を、整経台と呼ばれる台に順番どおり巻いてゆき、一定量(Ex 20本)毎にまとめてばらつかないよう揃えてゆく作業です。その後、台から外した縦糸の束の先端から一定量毎絡まらないように、平行に均等な力で弛まないように縦糸を巻いていきます。続いて、完成されるデザインの通りに縦糸が横糸と織り込まれるよう、縦糸を一本一本へドル(縦糸を上下に開口するためのもの)及びリード(織り手が横糸を平行にするために操作するもの)に通し、糸を張ります。そして縦糸を開口する際、縦糸と横糸が交互に組み合わさるように仕掛けていき、最後にへドルとペダルを連結します。横糸はボビンと呼ばれる管に巻き、シャトルへセットしておき、織り準備完了です。通常、縦糸設置はその長さにあまり影響せず約1週間かかります。それゆえに、短いロットでの制作は非常に難しく、職人たちとの熟考の末、上記のような制作ロット(80m~)を設けております。

 

4週目~ 織り始め

ペダルを交互に踏みかえ、縦糸を開口させ、その開口部にシャトルをスナップをきかせて投げ通していきます。投げ通した横糸を平行にするために、リードを手前に打ち込み、縦糸と横糸を組み込んでいきます。基本的には以上の作業を繰り返すことになります。ある程度の長さまで布を織ったら手前に巻きとり、へドルとの間の距離を調節します。また複雑な柄を織る際には多くのへドルを操る必要があったり、シャトルを複数本使って織り上げていきます。手織りで一日織れる量は凡そ1,2m、長時間正確に織り続ける技術と集中力・精神力を要す職人は今尚素晴らしい技術を持ちます。職人の試行錯誤の努力と経験の蓄積が製品の証とも言えます。手織り製品は今尚希少性が有り、このプリミティブな技術は世界的に見直されています。※織り始めてからは途中で必要数量の裁断も可能なので、制作途中での納品も可能です。

 

 

12週目  完成    

90日後、以上の数多くのプロセスを経てようやく布が完成します。私たちの生み出すものはすべてハンドメイドで、その生地には職人たちの心のこもったホスピタリティが細部にまで宿っています。その手で直に製品に触れていただきますと、クオリティに納得いただけると思います。

生地見本例(一部)